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Barge Master T700

T700は、船体の動揺を相殺し常に水平に保つ作業台です。作業台にクレーンを搭載し、洋上での建設・据付作業に使用する、あるいは作業台に貨物を搭載して他のクレーンでこれを積おろしする作業に活用されます。

洋上での建設・据付作業は、通常フローティングクレーンと呼ばれる洋上作業に特化したクレーンが使用されますが、Barge Masterの最大のメリットはクレーンの種類を選ばず搭載できるということです。洋上専用クレーンはもちろんのこと、陸上の汎用クレーンを搭載することが可能です。作業台の許容垂直荷重は700トンです。クレーンの吊上げ能力は搭載するクレーンの仕様によりますが、陸上クレーンを搭載する場合は洋上での過酷な使用条件を勘案し、定格能力の75%くらいが目安となります。
詳しくは(株)トリオマリンテックにお尋ねください。


概略仕様
Barge Master Platform Payload: 700トン
(作業台上にクレーンを搭載する場合は、クレーン重量を含む垂直荷重が700トン。クレーンの吊上げ能力は搭載するクレーンの仕様による)
クレーン能力: 160トン@12m (KENZ FIGEE-200MT)
予想稼働率: 有義波高2~2.5mで90%~95%の稼働率
波周期 4-18秒
作業台サイズ: 18.3m x 15.1m
作業台上の作業面積: 12m x 12m
重量: Barge Master(作業台) 270トン
油圧ユニット/コントロールルーム 63トン
油圧シリンダーストローク: 2.5m
認証: ロイド船級協会 "Code for Lifting Appliances in a Marine Environment August 2009"



バージマスター全景
Barge Master T700をクレーン作業台として利用
Barge Master T700を揚貨用として利用
作動原理
Barge Masterは下図のように三角形の形状をしています。三角形の頂点にはそれぞれ油圧シリンダーが設置されています。Barge Masterが搭載される作業台船は、6つの自由度(Heave、Surge、Sway、Roll、Pitch、Yaw)を持ちますが、そのうちSurge、Sway、Yawは従来の係留方法で固定し、残りの3つの自由度(Roll、Pitch、Heave)はバージの動揺をMRU(Motion Reference Unit)で計測し、油圧システムにより相殺することによりバージマスターを常に水平な状態を保ちます。
Barge Master(洋上での動揺解消装置)
DDC(Mono Pile/Jacket等の洋上風車基礎大口径掘削システム)
TWD(Pile Gripper・Upending System・風車要素のSeafastening等の設計施工)
エアキャスター(重量物の運搬・搬入・搬出システム)
の内容や活用法を紹介しています。
株式会社トリオマリンテック
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